大型トレーラーのタイヤが浮いてる?
2018年12月16日
こんにちは、車買取KTMです。
高速道路とかを走っているとき大型トレーラーがリヤタイヤを
浮かせて走っているのを見たことはありませんか??
パンク? 故障 ? それとも・・・不思議に思ったでしょうが
あれはトレーラーの荷物が軽いときにエア・サスペンションを使って自動的に後ろのタイヤを
わざと、浮かして路面に接地しないようにする「リフトアクスル」と言うシステムなんです。
なぜこのようにタイヤを浮かして走行するのかと言うと・・実は・・・
それは日本の高速道路では、
車軸数の合計数で通行料が大きく変わるため
同じトラックでも接地している車軸数によって「大型車」「特大車」が区分けされているんです。
○ 大型車
○ 特大車
○ 大型特殊自動車
このような料金体系になっているので、「リフトアクスル」を備えたクルマなら、
空車時や積載量が少ない時ときは自動で車軸をリフトさせることで
高速通行料金区分が特大車→大型車扱いになり、高速料金を約40%節約できるという、
非常に大きなメリットがあるみたいです。
たとえば、山陽道路の姫路東インターから東京インターまでの 551.6kmで比較しますと
○ 車軸数の合計が3車軸のトレーラー 大型車の通行料は、14,130円
○ 車軸数の合計が4車軸以上のトレーラー 特大車の通行料は、23,520円。
なんと差額は9,390円! この差は非常に大きいです。
これで荷物をいっぱい積んでる片道は特大車の料金だとしても
空荷になった片道の高速代が約40%も安くなったら経費的には大幅削減です。
運送会社が利益を出しやすくなるだけでなく、物流の多くをトラック輸送に依存しています。
私たち消費者にとっても、経費削減はありがたいことですよね。
そのため、「リフトアクスル」は日本独自のシステムといわれています。
ただし、「リフトアクスル」のメリットは、高速料金の大幅節約だけではありません。
○ 車軸を浮かせることで、燃費を向上し、タイヤやブレーキ等の摩耗も低減。
(ランニングコストが安くなる)
○ 1軸又は2軸をリフトアップすることで、路面等への影響を少なくできる。
○ リフトさせると、トレーラーの回転操縦性が向上する。
などのメリットがあります。日本のトラックは荷物を積むだけでなく
じつは知恵と工夫が詰まったハイテクも満載して全国を走り回っているんですね。
素晴らしいの一言です!!
兵庫県NO1を目指しています!
車買取KTMでした(^O^)